活動報告

広島SJCDについて

平成29年8月6日日本臨床歯科医学会広島支部第2回学術大会報告

2017年8月6日、岡山国際交流センターにて平成29年度第2回日本臨床歯科医学会広島支部学術大会(広島SJCD第2回例会)が開催されました。今回は、下間一洋先生(明石市ご開業、S.O.R.G.主宰)を講師にお迎えし、当支部副会長である佐名川徹先生とともに、「GPによる不正咬合攻略」というテーマでご講演をいただきました。下間先生が岡山矯正研修会のメインインストラクターをされていることから、今回は広島SJCD会員の他に、岡山矯正研修会の関係者からも多数の参加がありました。

佐名川先生による下間先生のご紹介の後、午前の部では「GPによる不正咬合攻略~基礎編~」として上下顎別に前歯部・犬歯・臼歯部にわけての歯牙移動の様式や臼歯関係の分類、悪習癖への対応、前歯部の被蓋や下顎下縁平面角の程度による治療の難易度などの、診断に必要な基礎知識をご教授いただきました。
また、混合歯列期において達成しておきたい項目として、不良習癖除去や反対咬合・交叉咬合の改善、異常なオーバージェットやオーバーバイト、ANB角を修正して極力臼歯部I級関係を確保しておきたいことも述べられました。

その後、広島SJCD会員に対しての事前アンケートによる質問回答が下間先生からありました。GPが手をつけても良い症例やそうでない症例、矯正専門医からGPへの要望や矯正治療の限界やリスク、あるいは矯正専門医(良医)との良い関係構築法として、「愚問会」を設置されて対応することなど、矯正専門医だけでなくGPに対しても良い矯正治療を広めたいとの下間先生の本当に温かなお人柄に触れることができました。

午後の部では、「GPによる不正咬合攻略~臨床編~」として、佐名川先生からは、歯列矯正における治療介入のタイミングと治療方針として、乳歯列期や混合歯列期、あるいは永久歯列期に分けて、診断別に用いる治療法や目標などをご教示いただきました。
下間先生からは、インターディシプリナリーアプローチや診断・治療計画の重要性、「現在の私の治療法」としてII級の効果的な治療法を多数の症例スライドを交えてご講演いただきました。

下間先生、佐名川先生とも、本講演では矯正治療の基礎から臨床まで幅広くカバーされ、矯正治療が咬合や顔貌プロファイルのみならず、患者の人生まで変え得るという素晴らしい仕事であることを示されましたが、そのことはまさしく我々SJCDの理念である包括歯科治療の根底に流れるものであることを再認識するものでした。

 

<今回の展示参加業者様(50音順)>

 

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