活動報告

日本臨床歯科学会広島支部(広島SJCD) 活動報告

平成28年12月11日広島SJCD例会報告

12月11日日曜日に、広島SJCD2016年度第4回例会が広島市内で開催されました。
今回は、年に一度開催している歯科衛生士&歯科技工士例会でした。通常とは趣向を変えて、全日に渡って公開例会とし、非会員の歯科衛生士と歯科技工士の方々にも広く聴講していただきました。
歯科技工士部門の講師には、香川県高松市で有限会社ディエスケイをご開業の、岡崎秀徳先生をお迎えし「インプラントの長期安定のためのチーム医療の重要性とデジタル技術(CT, CAD/CAM)の利用について」という演題でご講演いただきました。インプラントのガイドサージェリーに黎明期である2007年から、まさにトップダウントリートメントの補綴の立場からこの分野を牽引してこられたお話は、インプラントの長期安定をプランニングに盛り込んだ、タイムリーなものでした。そして、たくさんの臨床写真やレントゲン写真を供覧されてプレゼンテーションからも、いかに歯科医師と歯科衛生士とに信頼されたチームの中で仕事をされているのかということが大変よく伝わってきました。
歯科衛生士部門の講師には、東京SJCD会員で、銀座UCデンタルインプラントセンター主任歯科衛生という常勤歯科衛生士でありながら、USCプログラムジャパン歯科衛生士コース講師の他、多数の講演や出張オペアシスタントを務めている、田内友貴先生に「ImplantitisからMaintenanceへ導く為に~Hygienistの重要な役割~」の演題でご講演いただきました。岡崎先生のご講演にもあったインプラント周囲炎について、メンテナンス担当の歯科衛生士として、具体的なチェック項目と手技について詳しく触れながら、咬合調整の重要性を説かれていたのが印象的でした。
咬合は歯科医師と歯科技工士の問題、周囲炎の予防管理は歯科衛生と歯科医師の問題というのではなく、チーム全員が ”for patient”をスローガンに力を合わせることの大切さと、実例を見せていただき、明日の臨床をステップアップするスイッチが入った例会でした。また今回は、例会終了後に、両講師を囲んで、広島SJCDの活動に協賛していただいている企業のみなさんと共に、盛大な忘年会を開催しました。

 

<今回の展示参加業者様(50音順)>

 

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