活動報告

日本臨床歯科学会広島支部(広島SJCD) 活動報告

平成28年10月30日広島SJCD例会報告

タイムスケジュール
09:30~    例会開始、高井会長挨拶
09:50~10:10 会員発表
10:40~11:40 鈴木 真名 先生ご講演(会員限定講演)
11:50~13:00 ランチョンセミナー(協賛業者さま)
13:00~16:00 鈴木 真名 先生ご講演(一般講演)
16:00 閉会

2016年10月30日、広島市民交流センターに東京SJCD顧問の鈴木真名先生をお招きして、広島SJCDの例会が開催されました。数多くの著書を執筆していらっしゃる鈴木先生の、真摯でひたむきな臨床への取り組みを数多く感じる貴重な機会となりました。

1)会員発表

大井手 和久 先生(あいおい通り歯科クリニック)

審美障害に対しSJCDの提唱するインターディシプリナリー・アプローチにより取り組まれたケースプレゼンテーションでした。
局所への対応のみならず、どの様にして現在の問題点が生じ、またその解決にはどのような視点が必要なのか、鈴木先生のアドバイスからさらなる研鑽の必要性を会員一同、胸に刻むことが出来ました。

2)鈴木 真名先生ご講演

午前の会員限定講演は、PRDで学会発表されるなど世界でご活躍される鈴木真名先生ならではの顕微鏡を用いた歯周外科処置の真骨頂を垣間見ることができるご講演でした。多数の症例をご提示いただきましたが、目的に応じてフラップデザインを構築し、様々なテクニックをあえてごくシンプルに活用されることで、テクニックセンシティブな症例も確実性を持って処置されていらっしゃることが分り、とても学びの多い講義でした。

午後からの一般講演では、『顕微鏡下での歯周治療』というタイトルのもと、日本でいち早く歯科治療に顕微鏡を取り入れた経緯、変遷そして顕微鏡を導入後どの様な運用方法があるのか、そして素晴らしい治療から素晴らしい結果へと導くためのプロセスまでもご講演いただきました。また、歯周治療においては、歯科衛生士の活躍が必要不可欠であることを具体的にお話しいただきました。鈴木先生のクリニックに勤務されている歯科衛生士が顕微鏡下で歯周治療に取り組む姿を目の当たりにし、参加した歯科衛生士自身も顕微鏡下での治療に取り組む意欲に駆られる講演内容でした。

日本の顕微鏡歯科を第一線でリードされている鈴木真名先生が今回ご講演されました症例はどれも見る者を唸らせるものばかりでした。また、その中にある確かな技術と、それを裏付ける確実な論文的根拠を持った治療は、どの症例も脳裏に焼き付くほど美しく、そして原因の追究と確実な予知性をもった処置は、確かなるメッセージ力がありました。それを感じた広島SJCD会員一同更なる研鑽を心に誓うご講演でした。

 

<今回の展示参加業者様(50音順)>

 

※過去の活動報告についてはこちらをご覧ください。

※今後の活動情報についてはこちらをご覧ください。