活動報告

日本臨床歯科学会広島支部(広島SJCD) 活動報告

平成27年4月5日総会・例会活動報告

平成27年4月5日(日)YMCA 国際文化センター 2号館 コンベンションホールにて平成27年度総会・第1回例会が開催されました。

9:30~
総会
10:00~
会員発表
Dr.渡邉卓郎(呉駅前歯科・矯正歯科)
「歯槽堤増大術およびOvate Ponticにより
 審美性改善を試みた1例」
10:45~
山崎 治先生 ご講演(会員限定講演)
12:00~13:00
ランチョン
13:15~
山崎 治先生 ご講演(一般講演)
「審美修復の審査・診断とその処置のポイント」
16:00
写真撮影・閉会

 

まず例会に先立ち平成27年度総会が行われ、髙井会長の挨拶の後、平成27年度活動スケジュール、新理事紹介、昨年度収支報告がありました。広島SJCDの発足から現在に至るまで、事務局の裏方として多大なるサポートをしてくださったリンケージ藤波の藤波会長御勇退につき、新役員による事務局の設立、自立の決意を表明するという大きな意味をもつ総会となりました。

例会では、まず当会会員の渡邊卓郎先生が「歯槽堤増大術およびovate ponticにより審美性の改善を試みた1例」について症例報告を行いました。
引き続き、東京SJCDからお招きした山﨑治先生にご講演いただきました。山﨑治先生は、言わずと知れた東京SJCD最高顧問・SJCD INTERNATIONAL会長の山崎長郎先生のご子息であり、若い頃から世界水準の歯科臨床にその身を置いてこられた先生です。午前の会員限定講演では、写真の重要性をテーマに、資料として写真を撮る意義から細かいカメラの設定まで詳しくお話しいただきました。臨床写真は単なる診査資料・記録ではなく、患者満足につなげる治療を行う上での様々な情報を含んでいることを改めて感じさせられました。グローバルな視点をお持ちの山崎治先生ならではの内容をたくさんお聞きできるとても有意義なご講演でした。
午後からは会員外の参加者も交えて「審美修復の診査・診断とその処置のポイント」とういう演題でご講演いただきました。 審美修復治療のポイントとして1.診断用wax up 2.mock up 3.pink esthetic 4.interdisciplinary approach の4つを掲げ、1本のコンポジットレジン修復からフルマウスのインプラント補綴まで、そのこだわった症例の数々を理論立てて丁寧に解説していただきました。審美修復を成功に導くエッセンスが凝縮された内容で、エビデンスに裏付けられた症例はどれも素晴らしく感銘を受けましたが、山崎治先生ほどのお方でも日々試行錯誤を繰り返しながら、臨床現場に実直に向き合っておられる姿が容易に想像できました。講演の最後には、広島SJCDのアットホームな雰囲気をお褒めいただくと共に、感極まられながらも激励してくださるお姿を見て、山崎先生の優しく真摯な人となりを実感し、身の引き締まる思いでした。
参加者にとっては明日からの臨床に役立つ有意義な1日となり、広島SJCDと会員の更なる発展を予感する例会となりました。

 

<今回の展示参加業者様(50音順)>

 

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